Synergy
The Triangle of
Symptoms, System and Genius
シナジー(相乗効果)
症状, システム, ジーニアスのトライアングル
by Dr. Rajan Sankaran
Part 2/3
反応性関節炎のケース
患者は25歳の男性医師、初診は2011年7月。 RAの軽度陽性。複数の関節の痛みがあり、歩行困難。 2年前に雨の中、終日トレッキングをした後 発熱と体の痛みがおこり, ここから始まった。 鎮痛剤で治療され楽になった。一週間後、別のトレッキング遠征の後、発熱と激しい悪寒で再び病気になった。 解熱剤で治療され、6日後に良くなったと感じた。 しかし7日目、歩行中 右膝を捻挫し、それは腫れて非常に痛くなった。ここから数日内に、毎晩 午後6:00または午後7:00頃に弱さを伴う発熱が再発した。 その後、反応性関節炎と診断され、サルファ剤で治療された。 そのとき改善はあったが、6ヶ月後再び発熱し 左足首から始まった関節の痛みと腫れを伴っていた。その後 左膝、右手首、左手首に症状を呈し、腰の痛みへと続いた。
腫れは運動で悪化し、手足をだらっとぶら下げると悪化、継続する動きで好転、横になると好転した。痛みのために落ち着きがなく、ベッドの中では寝返りをうって落ち着かず、よく眠れなかった。
夜の発熱の間に悪寒がした。腹部と足の裏には熱のセンセーションがあった。足の裏から熱い蒸気が漏れていたかのような感じがあった。体全体に、ひどく弱さと震えを経験していて、全体的に重度の身体の痛みがあった。患者は仰向けに横たわり非常に静かにしていたい。 騒音でイライラし、ちょっとした音でもイライラした。食欲はあまりなく、主に暖かい飲物を欲した。
自然の中でトレッキングすることが好きである。貧しい村人を助けるために診療所を設置したいと考えている。裕福な人々は利己的で、貧しい人々を助けるために骨を折ることはほとんどないと感じている。ジャングルに行き、部族の人々が現地で入手できるハーブを使用できるように指導したいと考えている。彼はそのような仕事をすれば、心は緊張せずに自由で気軽になり、とても幸せだろう、と話した。 また、研究センターを設置して古代アーユルヴェーダの文学を勉強したいと思っている。彼は、新しいものを探索し、何か新しくて世界で良いことをしたい。
彼は独立して働くことが好きだ。他の誰かの下で働くことは、制約、制限だと感じる。なぜなら自分のほうがよくわかっていたとしても、その人が指示したことをしなければならないからだ。このような状況では仕事に興味を失うだろうと思っている。これと反対の状況について尋ねたところ、彼は「興奮」と言い、圧力なしに自由に働き、自由に仕事を楽しむ、と言った。
甘いものと果物が好き。病気が始まって以来、食欲はあまりない。空腹感はあるが、少量食べると吐き気を起こす。寒い気候を好む。手の平と足の裏におびただしく汗をかき(液滴)繰り返し拭わねばならないのでイライラする。
コメント
トレッキングしたときに患者の問題は始まりました。このトレッキングは面白いです、なぜ彼はそれをするのでしょう? 薬用植物の使用をジャングルで部族人に教えて働くためです。研究センターを創ってアーユルヴェーダ文学を勉強したいと考えてもいて、いつも新しくて創造的な何かをしたがっています。彼は計画やアイデアを夢見て考え続けています。他の人よりも良く知っているので、誰かの下で働くことは制限だと感じています。 "私はあなたよりも知っている"はSulphurです。 しかし“私の全アイデアにもかかわらず、誰か他の人の下で仕事をしなければならない"、 これは仕事で妨害されているという感じでありChinaです。「妨害される」はマラリアマヤズムで 多くの創造的な計画やアイデア、たくさんの興奮、これはRubiaceaeアカネ科です。 China-sulphは "私は他の人よりも知っているにもかかわらず、私の創造的なアイデアにおいて妨害される"がテーマです。
China sulph:
•Mind:計画、多くの
•食品への一般的嫌悪、空腹を伴う
•炎症、関節リウマチ
China:
•フルーツを欲する
過敏、ノイズに敏感
•不幸な、感じる(sulphも)
•理論化(sulphも)
Sulphur
•暖かさで悪化
•温かい飲み物、欲する
•熱、足、足の裏
•エゴティズム
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植物: •感受性と反応性
Rubiaceaアカネ科:
•たくさんのアイデアと計画
•多くの欲望
•空想
•過剰な刺激
マラリア マヤズム:
•迫害され、不運な感じ
•妨害された感じ
•断続的なペース
周期表: 第三列:
•アイデンティティ;自我
•選択
Sulphur
•エゴティズム
•私はあなたよりも知っている
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処方:China
sulph 30C
フォローアップ
8月10日 こわばり、痛み、弱さにいくらかの改善あり。レメディーはリピートされた。
10月10日 よく眠れて、仕事におけるスタミナが向上している。背面の痛みがけっこうある。とても容易に冷えて震える。空調の効いた部屋で座ることはできない。人差し指と中指のスワンネック変形に改善あり。鎮痛剤は半分に減。気分やエネルギーレベルは60%向上。腫れと痛みが大幅に削減。はるかに容易に階段を登ることができる。食欲改善。「今は自分は回復できるんだと感じます」。レメディーはリピートされた。
11月11日 「以前よりもはるかに良くなった。」全体として60〜70%改善。新鮮かつ精神的緊張のない自由な感じ。こわばりと腫れはかなり低減。しかし鎮痛剤をさらに減らすことができなかった。まだ腰の痛みに苦しんでいる。彼の人生と彼の計画に対する情熱を取り戻し、友達を訪問しては話すようになった。7月以来、体重は44キロから48キロに増加。レメディーはリピート。
12月と1月まで毎月レメディーが再投与され、改善が続いた。
2月には全体的に50〜80%改善したが、再び関節の痛み、弱い感じや食欲不振を経験していた。今、抜け毛と発汗の増加がある。China sulph 200Cが投与された。
3月28日 全体的に70パーセント良くなったと感じる。痛みははるかに良くなった。新鮮な感じがするし、良いエネルギーを感じる。身体運動の後と、階段を登る時以外には痛みがない。弱さはかなり低減され、よく眠っている。
6月16日 200C以来、良くなったと感じている。現在の主な問題は、腰痛。「私は良くなった。今、気持ちも緊張していないし新鮮に感じる。日常の仕事があって朝から晩まで勤め先の病院に通っている。一日中働いて、一日の終わりには腰痛がある。 ほんの少し関節の腫れと変形がある。この一ヶ月の間、まれに鎮痛剤を服用した。2〜3ヶ月前にサルファ剤を中止し、7ヶ月前にドキシサイクリンを中止した。 「でも私の症状はひどくなっていません。日々減少しています」
第二のケースへ つづく